ビットコインで買い物!世界で初めて買われたのはピザだった

ビットコインは「通貨」なので、物を買うことができます。世界で初めて通貨として使われたのはいつでしょう?また、その当時は1BTC=何円だったのでしょう?
ビットコインバブルと言われた2017年より以前は、日本ではビットコインは詐欺だ!という声も多かったようです。「ビットコイン=得体の知れない恐ろしいもの」と恐れる日本人はたくさんいました。

目次

ビットコインで初めて買われたのはピザだった

今から8年前の2010年5月22日、世界で初めてビットコインを使った決済が行われました。
米国に住むプログラマーのLaszlo Hanyecz(ラースロー・アニクツ)氏がビットコインに関する掲示板に「誰かビットコイン1万枚とピザを交換しないか?」と投稿しました。それに応じたのがフロリダ州ジャクソンビルに住む男性。彼は1万BTCを受け取る代わりに、アニクツ氏の家にピザを2枚届けました。
この1万BTCは、購入金額を現在の価値に直すと約8200万ドル(約91億円)にもなります。
なので、この世界初のビットコイン取引が行われた日である2010年5月22日は、「ビットコインピザデー」と呼ばれる記念日になり、ビットコインの歴史を語る上でも重要な日となりました。記念に皆でピザを食べる習慣もあるようです。

さぞやアニクツ氏は1万BTCを手放したことを深く後悔しているかと思いきや、彼は2013年のニューヨークタイムズの取材に対し、こう答えています。

「当時、ビットコインはほとんど価値がなかった。ピザと交換するというアイデアはとてもクールで、手に入れた時はすごく嬉しかった。」

アニクツ氏がどうしても強がっているように感じてしまう私はひねくれているのでしょうか?
だって、90億円ですよ・・・。

2010年当時は1BTC=何円だった?

当時のビットコインのレートが気が気になりますね。アメリカでのピザ1枚の価格は約10ドル(日本円で約1,100円)なので、この交換では、ピザ2枚である約20ドル(約2,200円)を1万BTCと交換した計算です。それをレートに換算すると、1BTC=0.22円となります。
2018年8月現在は1BTC=約70万円ですので、当時買っていれば億り人になれていたのに…と悔やまれます。

ビットコインがまだ安かったころ、日本ではビットコインは詐欺だと思われていた?!

2014年ごろのYahoo!知恵袋に仮想通貨についての質問があり、興味本位でのぞいてみました。

ビットコインが大幅に下落していますが、
そもそもビットコインは実態の無い絵に描いた餅でしかないのではないかと、
素人考えでは感じてしまいます。

サーバーからコンテンツが消えて、引き出しが出来なくなる????
そのお金は、いったい何処へ行ってしまったんですか?
新手の詐欺ではないですか?

(2014/2/26 Yahoo!知恵袋より抜粋)

<回答>

金持ちの遊びでしょ、どうでもいいけど国民の税金で助けるのは勘弁。。
自業自得。

<質問した人からのコメント  2014/3/5>

 Flexcoinも、サイバー攻撃を受けて閉鎖するみたいですね。
ゴルフ場が倒産すれば、ただの紙くずになってしまう、
ゴルフ会員権と似た面があるでしょうか。
ビットコインは、紙くずすら残りませんが…もうボロボロですね。
ビットコインは何処の国も保証していない、実体のない物です。
NET上の円天であり、ねずみ講です

 
このようなやり取りがいくつも確認できました。

「ビットコインはどんなコインですか?投資しても大丈夫ですか?」
⇒「あんな得体のしれない物に投資しない方がいい。株やFXの方が確実だ。」

というようなやり取りです。本当に多かったです。

もったいないですね。せっかく2014年の時点でビットコインに興味を持ち始めていたのに、聞く相手を間違えてしまった例ですね。ここで100BTCでも買っていれば、億万長者になれたはずなのに…。

たしかに2014年当時は「マウントゴックス事件」があった年なので、ビットコインに対してネガティブになるのは無理もない時期でした。とくにビットコインの知識があまりない人たちは、ビットコイン=詐欺だ!と思い込んでしまったのかもしれません。

⇒マウントゴックス事件とは?

でも、マウントゴックス事件は、仮想通貨取引所であるマウントゴックスが顧客から預かっているビットコインを横領したと言われている事件なので、ビットコインそのものが怪しいわけではないのです。悪いのは取引所です。

そして、円天…懐かしいですね。覚えていますか?主婦ら約5万人が、合わせて1000億円を騙し取られた詐欺事件です。円天とビットコインはまったく違うものですが、一度「ビットコインは怪しい」と刷り込まれてしまったら、もう他の詐欺事件と同様に考えてしまうのかもしれません。

ただ、この知恵袋のやり取りでとても「惜しい!」と思ったフレーズがあります。それは回答者の「金持ちの遊びでしょ」です。
そうです。元々投資知識に長けて億万長者になっているお金持ちたちは、早くからビットコインに目をつけ、投資していました。「儲かる情報」は上流から降りてきます。上流にいるお金持ちはお金持ちだけのネットワークがあるので、先に情報を得るのです。私たち庶民が手に入れる「儲かる情報」は、すでに下流の情報です。

生まれながらの上流階級を除き、ほとんどのお金持ちは、お金持ちになるために勉強して、ステップを踏みながらお金持ちになっていきます。
もしあなたがお金を儲けたいのであれば、お金の儲け方を知っているお金持ちに聞くのが一番です。

回答者の方は「ビットコインはお金持ちが買っている」ことを知っていたのに、「お金の儲け方を知っている人たちが買っているなら確実だ!ちょっと買ってみよう!」とならなかったのが残念です。

ビットコインが今後どうなるかなんて、誰にもわかりません。「あの時買っていれば!」は後から分かることです。だからこそ、お金持ちと同じ行動を取るのが一番なのです。

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